経理・決算

未払費用と未払金の違いはサービスが継続的かどうかで決まる。

未払費用と未払金

考える人事業主の方:未払費用と未払金って何がちがうんだろ?とりあえず、その時々であいまいに使っちゃってるな。

こんな疑問に答えます。

 

 

本記事の内容

・未払費用と未払金の違い

 

公認会計士・税理士のみつざねが解説します。

結論を先にいっておくと、未払金と未払費用はどちらも未払の費用に変わりありませんが、継続的な役務提供かどうかに違いがあります。

 

未払費用とは?

未払費用は、継続的に受けているサービスがあり、そのサービスを既に受けて終わっているけど、まだ支払いが完了していない費用のことです。

例えば、社会保険料や、給与、後払いの家賃などがこれに該当します。

 

未払費用仕訳例

家賃 100,000円 未払費用 100,000円

 

未払金とは?

未払金とは、継続的に受けているサービスではなく、単発のサービスや物の受領を行っている取引のうち、まだ支払いが完了していない費用のことです。

例えば、固定資産の購入や、事務用品、消耗品の購入費用などが該当します。

 

未払金仕訳例

消耗品費 50,000円 未払金 50,000円

 

 

未払費用と未払金の違いは?

未払費用と未払金は、どちらも支払いが完了していない費用という点は共通しています。

ですが、未払費用は継続的なサービスを受けているのに対し、未払金は、継続的ではない、単発のサービスや物品の受領である点が違います。

 

未払金と買掛金の違いは?

未払金は単発のサービスや物品の受領にかかる費用ということでしたが、買掛金とは何が違うの?という点も説明しておきます。

簡単にいうと、営業と直接関係しているかどうかです。

営業に直接的に関係している、原材料などの仕入れにかかわるものは買掛金として計上し、固定資産の購入など、営業に必要ではあるけれど、直接的に関係していないものは未払金という感じです。

 

買掛金仕訳例

仕入 100,000円 買掛金 100,000円

 

見積り費用の場合

未払金でも未払費用でも金額が確定していないが、決算としてはいれておきたい経費があった場合とりあえず概算で計上する場合があります。

会計上この処理は正しいですし、実際に入れた方が精緻な財務情報となります。

ですが、注意点として、税務上はこの概算経費というのは、債務が確定していませんので損金に算入できないことになります。

このあたりは、会社の規模によってもやるところとやらないところがあると思いますが、個人的には大きい額で、概算でも金額がわかるなら、入れるのがいいと思います。

 

まとめ

未払費用と未払金の違いについて説明しましたが、中小企業の場合、正直実務でこの区分けを問題とされることはないでしょう。

なので、請求書が来ているものは未払金、請求書がないものは未払費用という大きなくくりで対応するのが効率的かなと思います。

 

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